2024/03/01

【名作揃いでハズレなし!】読んでおきたい女性作家のミステリー小説

ミステリー小説を選ぶ時、みなさんはどんなポイントをチェックしていますか? 話題の本、ベストセラー、主人公、探偵・刑事が登場する、シリーズもの、国など選ぶ基準はさまざまかと思います。作家で選ぶという方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは日本そして海外の女性作家によるおすすめのミステリー小説。ミステリーの女王から興味深い経歴を持つ方まで魅力的な女性作家をラインナップ。ミステリー好きなら読んでおきたいイチオシのミステリー小説をご紹介します。

女性作家によるミステリー小説おすすめ14選

アガサ・クリスティー/『パディントン発4時50分』

アガサ・クリスティー(著) 松下祥子(訳)
出版社(レーベル):早川書房

ロンドン発の列車の座席でふと目を覚ましたミセス・マギリカディは窓から見えた風景に、あっと驚いた。並んで走る別の列車の中で、まさに背中を見せた男が女を締め殺すところだったのだ……鉄道当局も警察も本気にしなかったが、ミス・マープルだけは別だったーー。

名探偵ミス・マープルを生み出したのは説明不要のミステリー女王、アガサ・クリスティー。イギリスのミステリー作家で、66冊の探偵小説と14冊の短編集を世に送り出しています。その多くが映像化、舞台化されています。名探偵エルキュール・ポアロの生みの親。素人探偵のトミーとタペンスや半超能力者のハーリ・クィンなどちょっぴり変わったタイプの探偵も誕生させています。メアリ・ウェストマコットというペンネームでも6冊ほど書いています。

さまざまなミステリー作家、小説に影響を与えたクリスティー作品はミステリー好きなら読んでおきたいところ。中でも『パディントン発4時50分』は、長編12作、短編20作のミス・マープルもののなかでも有名な長編作品。登場人物は少ないのに犯人が誰なのかなかなか分からない、クセになる一冊です。

アン・クリーヴス/『大鴉の啼く冬』

アン・クリーヴス(著) 玉木亨(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人マグナスを深夜に訪れた黒髪の少女キャサリンは、4日後の朝、大鴉の舞い飛ぶ雪原で死んでいた。真っ赤なマフラーで首を絞められて……。住人の誰もが顔見知りの小さな町で、誰が、なぜ彼女を殺したのか? 8年前の少女失踪事件との奇妙な共通項とは? ペレス警部の前に浮かびあがる、悲しき真実ーー。

イギリスのミステリー作家で、2017年に英国推理作家協会ダイヤモンド・ダガー賞(巨匠賞)を受賞。現代英国ミステリーの巨匠とも呼ばれているアン・クリーヴス。2020年には〈刑事マシュー・ヴェン〉シリーズの一作目『哀惜』でアガサ賞最優秀長篇賞を受賞。英国ミステリー界の巨匠として国内外から高い評価を受けています。

〈シェトランド四重奏〉シリーズの第一作となる本作は2006年に英国推理作家協会最優秀長篇賞を受賞。ペレス警部初登場で運命の相手フランとの出会いも描かれる、重要な一冊。仄暗い世界観、人々の丁寧な心理描写、事件や複雑に絡む人間関係を描くミステリーが好きな方におすすめです。

ヘレン・マクロイ/『暗い鏡の中に』

ヘレン・マクロイ(著) 駒月雅子(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

ブレアトン女子学院に勤めてまだ五週間にしかならない女性教師フォスティーナは、突然理由も告げられずに解雇される。彼女への仕打ちに憤慨した同僚ギゼラと、その恋人の精神科医ウィリング博士が関係者を問いただし明らかになったその“原因”は、想像を絶するものだった。ウィリング博士は困惑しながらも謎の解明に挑むが、その矢先に学院で死者が出てしまう……。

アメリカの作家ヘレン・マクロイは、ソルボンヌ大学で学び、美術評論家や新聞記者として文筆活動をスタートさせ、以降十年近くヨーロッパに滞在しています。アメリカに帰国後長編『死の舞踏』で作家デビュー。そこで探偵役の精神科医ウィリング博士が誕生します。

日本では「短編の名手」として知られていた時期もあり、本格ミステリーの名手、美しい推理、予想できない傑作謎解きなどの宣伝文句が踊るマクロイ作品。その中でも、最高傑作との呼び声も高い本作は読んでおきたい一冊。読めば読むほど予想がつかなくなる展開で名探偵ウィリング博士の華麗なる名推理。一度はスッキリするものの、どことなく不思議で不気味な余韻が残るタイプの結末がお好みの方はぜひ!

パトリシア・ハイスミス/『動物好きに捧げる殺人読本』

パトリシア・ハイスミス(著) 大村美根子・榊優子・中村凪子・吉野美恵子(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

犬、猫、駱駝(らくだ)、象、鼬(いたち)……。彼らが人を殺してしまったのには、やはりそこにいたるまでの事情というものがあった。最新式の養鶏場を舞台に悲劇と狂気が描かれる「総決算の日」、老象による語りが物哀しい「コーラス・ガールのさよなら公演」、ハムスターとオッサンによる壮絶バトル「ハムスター対ウェブスター」など、13種類の動物たちの物語を収録した短編集。

アメリカの作家。作家になる前はコミックブックの脚本・編集を担当していたハイスミス。長編第一作目となる『見知らぬ乗客』をアルフレッド・ヒッチコックが映画化し、一躍有名作家に。その5年後には『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞を受賞。本作の主人公トム・リプリーは『贋作』『アメリカの友人』『リプリーをまねた少年』『死者と踊るリプリー』と続き、シリーズ化され、映画化(『太陽がいっぱい』『アメリカの友人』は再映画化も)されています。

この短編集はハイスミスならではの風刺やブラック・ユーモアを体験できる一冊。結構残酷なシーンも登場するので本当に“動物好き”が手にとって大丈夫か……と思わなくもないですが、動物に優しい人にはちゃんと優しい。自分より弱いものを甘く見るな、と言われているような気持ちになります。ちなみにハイスミスはカタツムリが好きで、いくつかの作品に登場させています。本作で興味を持った方は同じく短編の『11の物語』をぜひ。ヴィム・ヴェンダース監督の話題の映画『PERFECT DAYS』で、役所広司演じる主人公が『11の物語』を手に取るシーンが登場します。

ダフネ・デュ・モーリア/『いま見てはいけない』

ダフネ・デュ・モーリア(著) 務台夏子(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

映画『赤い影』の原作「いま見てはいけない」、父の死の謎を解くために父の旧友を訪ねた娘が真相を知る「ボーダーライン」、代理でエルサレムへのツアーの引率役を務めることになった聖職者に降りかかる出来事「十字架の道」など、日常を歪める不条理あり、意外な結末ありの5編を収めた短編集。

祖父は作家で画家、父は舞台俳優兼演出家、母は舞台女優という芸能一家の三姉妹の次女としてロンドンに生まれたダフネ・デュ・モーリア。短編を読むと分かるように、様々なジャンルを描ける作家の一人。世界的ベストセラーとなった『レベッカ』は戯曲としても有名。生涯で3本の戯曲を執筆しています。

「いま見てはいけない」はニコラス・ローグ監督の『赤い影』の原作になった短編です。5編はホラー、サスペンス、SFと全く違う印象で、ベネチア、ギリシャ、アイルランド、エルサレム、英国と旅の気分も味わえます。モーリアが描くダークな世界観がしっくりくる方は、短編集『鳥』もおすすめ。アルフレッド・ヒッチコックの映画で有名な表題作を含む、中短編8編が収録されています。

ミネット・ウォルターズ/『カメレオンの影』

ミネット・ウォルターズ(著) 成川裕子(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

アクランド英国軍中尉はイラクに派遣され、爆弾で頭部と顔面に重傷を負った。病院で昏睡から目覚めた彼は暴力をふるい、極端な女性嫌悪を示して周囲を戸惑わせる。除隊した彼はロンドンに住むが、ある夜警察に拘束されてしまう。近隣では、軍歴のある一人暮らしの男が自宅で殴殺される事件が続発していて、アクランドは尋問されるが……。

雑誌編集者を経て小説家になったイギリスの小説家、ミネット・ウォルターズ。結婚、出産後に発表した長編デビュー作『氷の家』で英国推理小説作家協会(CWA)ジョンクリーシー賞を受賞。続く2作目『女彫刻家』でエドガー賞長編賞、3作目『鉄の枷』でCWAゴールド・タガー賞を受賞(のちに『病める狐』でも受賞)というデビューからたった3冊で主要な賞を獲得という華麗な経歴を持ち、名実共に英国ミステリーの女王とされています。シリーズものがないので、どの作品からでも読めるのもGOOD!

本作のおすすめポイントはウォルターズお得意の緻密な人物造形とキャラクターの会話。最後まで何を信じていいのか翻弄される楽しさがあります。重苦しく、苦味も感じるテーマですが、読後感が悪くないのがウォルターズ作品の好きなところ。サブキャラに惹かれがちな方は「このキャラの人生をここまでしっかり描いてくれるのか!」と満足できるはず。

キャロル・オコンネル/『ゴーストライター』

キャロル・オコンネル(著) 務台夏子(訳)
出版社(レーベル):東京創元社

上演中の芝居の脚本家が、客席の暗闇のなかで喉をかき切られて死んでいた。駆けつけたNY市警のマロリーとライカーは捜査を開始。しかし、劇場の関係者は全員が変人ぞろい。おまけにゴーストライターなる人物が、日々勝手に脚本を書き換えているという。ゴーストライターの目的は? 殺人事件との関わりは? 氷の天使マロリーが舞台の深い闇に切り込む!

アメリカの作家キャロル・オコンネルは、ミステリー史上もっともクールなヒロインと評され、人気シリーズとなるマロリーが主役の『氷の天使』でデビュー。大学で美術学士を取得するも、芸術家としては芽が出ず。趣味で小説を書き始めたのがデビューのきっかけ。

登場人物が癖が強すぎるお話で、嘘と演技に惑わされ続けます。散々振り回されてかなりの終盤に一気に解決! エキセントリックで狂った人たち、そんなストーリーがお好みの方におすすめ。猫好きの方もぜひ。

宮部みゆき/『火車』

宮部みゆき(著)
出版社(レーベル):新潮文庫

自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消した女性・関根彰子を捜す本間俊介。なぜ彼女は自分の存在を消さねばならなかったのか。その謎を解く鍵はカード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた……。

OLを経て小説家に。日本推理作家協会賞受の『龍は眠る』、直木賞受賞の『理由』、毎日出版文化賞特別賞受賞『模倣犯』などのミステリー小説だけでなく、吉川英治文学新人賞受賞の『本所深川ふしぎ草紙』や『ぼんくら』などの時代小説、さらにはファンタジーやジュブナイルものも執筆する多才ぶり。

山本周五郎賞受賞の本作はミステリーとしても社会派小説としても楽しめる一冊。なぜ、なぜ、このような悲劇が起きてしまったのか。誰にでも起こりうるというリアルさが漂っています。「ここで終わるのか!」という演出、“余韻”を堪能したい方におすすめです。

湊かなえ/『豆の上で眠る』

湊かなえ(著)
出版社(レーベル):新潮文庫

小学校一年生の時、結衣子の二歳上の姉・万佑子が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、自分だけが大学生になった今も微かな違和感を抱き続けているーー。

アパレルメーカーに勤務後、2年間青年海外協力隊隊員としてトンガに赴任。家庭科教師として栄養指導に携わり帰国後に非常勤講師に。結婚、出産を経て「何か新しいことに挑戦したい」という思いから執筆活動をスタート。2008年に発表した『告白』が第6回本屋大賞を受賞し、2010年には松たか子主演で映画化。累計300万部を超える大ベストセラーとなり“イヤミス”というジャンルを広めるきかっけに。

どこか歯車が噛み合ってないような違和感がクセになる一冊。登場人物の心情が丁寧に繊細に描かれるのは湊作品ならでは。ついつい感情移入してしまいます。真相の衝撃さに頭の中がぐちゃぐちゃにされながら、家族とは、本物と考えさせられます。

恩田陸/『ユージニア』

恩田陸(著)
出版社(レーベル):KADOKAWA/角川文庫

あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる犯人像とはーー。見落とされた「真実」を証言する関係者たちは、果たして真実を語っているのだろうか?

第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作『六番目の小夜子』でデビュー後、2004年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞。2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を、2017年には『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞。同作品の直木賞と本屋大賞のダブル受賞、同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初という快挙を達成。

第59回日本推理作協会賞を受賞した本作は、読めば読むほど謎が増えていく、さらにホラーやファンタジー要素もある一冊。読み進めていくと背中がゾクっとするような感覚になります。サクッと分かりやすい答えが出ない感じが好き、不思議な感覚に浸りたい、ちょっと不気味な後味が好き、そんな方におすすめ。

辻村深月/『かがみの孤城』

辻村深月(著)
出版社(レーベル):ポプラ社

学校での居場所をなくし、部屋に閉じこもっていた“こころ”の目の前で、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。秘めた願いを叶えるため、7人は城で隠された鍵を探すーー。

子どもの頃から読書好きで、特にミステリーが好きだったそう。ペンネームの「辻」は小学6年生の時に『十角館の殺人』を読んで以来大ファンだという綾辻行人から取ったもの。2004年『冷たい校舎で時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビューを果たし、以降、数々の賞を受賞し、映像化作品も多い作家の一人。

2018年本屋大賞ほか、数々の賞(合計8冠)を受賞したベストセラーで、アニメ映画化もされた本作は、生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。物語の序盤から仕掛けられていた伏線、それを回収するラストスパート。読後の爽快感や達成感とほんのりと残る切なさなど、さまざまな感情を引き出してくれる一冊です。

柚月裕子/『盤上の向日葵』

柚月裕子(著)
出版社(レーベル):中央公論新社

平成6年、身元不明の白骨死体が発見される。遺留品は名匠の将棋駒。刑事の石破と佐野は駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が世紀の一戦に挑もうとしていたーー。

子育てがひと段落したのちに、小説の執筆をスタート。40歳の時に『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞し、作家デビュー。2013年に『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。2016年に発表した『孤狼の血』シリーズ3部作の第1作、『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。2作制作された映画版も大ヒットとなりました。

第7回山田風太郎賞候補となった本作は、本屋大賞2位、将棋ペンクラブ大賞文芸部門・優秀賞を受賞。上巻でワクワク感を掻き立て、下巻へと誘います。現在と過去、2つの時系列で交互に話が進み徐々に真相に迫っていくところがたまりません。テンポが良くてサクサク読み進められます。

新川帆立/『元彼の遺言状』

新川帆立(著)
出版社(レーベル):宝島文庫

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司が亡くなった。学生時代に彼と交際していた弁護士の剣持麗子は、「犯人選考会」に参加し、依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが……。

『元彼の遺言状(原題:三つ前の彼)』がデビュー作となる新川は、元プロ雀士で弁護士という肩書を持っています。本作で第19回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞を受賞後、弁護士を休職し作家業に専念しています。『元彼の遺言状』は弁護士・剣持麗子シリーズとして、続いて発表された『競争の番人』もシリーズ化されています。

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作の本作は、金に目がない凄腕女性弁護士が活躍する遺産相続ミステリー。綾瀬はるか×大泉洋でドラマ化もされた人気作です。フジテレビ「月9」枠で放送された本作の次のクールも新川の『競争の番人』が原作のドラマでした。ぶっ飛んだキャラクターが好きという方は、剣持麗子にハマるはず!

夏樹静子/『第三の女』

夏樹静子(著)
出版社(レーベル):集英社文庫

雷鳴とどろく、晩秋のパリ郊外。フォンテーヌブローの森を見おろす深い闇のなかの古いホテルで、宿命的に出逢った日本人男女の決定的な恋の啓示。そして、交し合ったある黙契が、ロマンの香気あふれる、ドラマの幕開けだったーー。

日本のミステリー作家の草分け的存在。「ミステリーの女王」と称され、300本ほどの作品を生み出しています。短編集として刊行され、テレビドラマ化もされた「検事 霞夕子」シリーズや「弁護士 朝吹里矢子」シリーズも人気。エラリー・クイーンを尊敬し、クイーンの名作、悲劇シリーズをもじった『Wの悲劇』『Mの悲劇』『Cの悲劇』などを発表しています。

第54回フランス犯罪小説大賞受賞作である本作は、携帯も犯罪カメラもない時代の犯罪小説ですが、まったく古さを感じさせません。スピード感もあり、艶めかしさも感じる文章がとても美しい一冊。ブドウ畑が登場するので“芳醇な結末”を楽しみたい方におすすめしたいです。

最後に

日本、そして海外の人気女性作家が紡ぐミステリーは、繊細な描写が魅力な作品も多く、じっくりと味わいたいものばかり。ミステリー小説が得意な方たちばかりですが、他のジャンルでも才能を発揮している方も多いので、彼女たちにハマる入り口として、まずは今回ご紹介した代表作品に触れてみるのはいかがでしょうか。

【ミステリーチャンネル放送情報】
国際女性デー特別企画 女性たちと最新ミステリー特集

今回、女性作家の小説にフィーチャーしましたが、3月、「ミステリーチャンネル」では、「国際女性デー特別企画」と題して、逆風が吹いても前に進もうとする女性たちを主人公とした最新ミステリードラマ6作品をミステリーチャンネル独占日本初放送でお届けします。
また、姉妹チャンネル「アクションチャンネル」「ザ・シネマ」でも、映画やドラマを放送!
「国際女性デー」は世界各国ですばらしい役割を担ってきた女性たちを称える日であるとともに、女性たちの生き方について考える日。様々な境遇のなか力強く生きる女性たちから勇気をもらえる作品を、「国際女性デー」のこの機会に、ミステリーチャンネル、アクションチャンネル、ザ・シネマの3チャンネルでぜひご覧ください。

●マテーラの検察官インマ・タタランニ
字幕版:3/2(土)夕方4:00 全6話一挙放送
イタリア南部の世界遺産の町マテーラを舞台に、奇抜な服装がトレードマークの検察官インマ・タタランニが、家族との問題に頭を悩ませながらも、抜群の記憶力と慣習にとらわれない捜査方法で難事件に挑む!

●アニエス失踪事件~37年間におよぶ母の愛と執念の物語
字幕版:3/9(土)夕方4:00 全4話一挙放送
1970年代に南仏ニースで実際に起きた失踪事件を基に制作。有名カジノを経営する女性実業家ルネ・ルルーが、娘アニエスの失踪の真実を明らかにするため、37年にわたる危険な闘いに乗り出す!

●ピストリウスの捜査~南アフリカ初の連続殺人プロファイラー
字幕版:3/30(土)夕方4:00 全10話一挙放送
ジャーナリストから南アフリカ初のプロファイラー(犯罪心理分析官)となったミッキー・ピストリウスの自伝的書籍を基に制作されたドラマ。民主化の瀬戸際にあった激動の南アフリカを舞台に、連続殺人事件の捜査を描く!

●港町のシェフ探偵パール(シーズン2)
字幕版:3/9(土)夜8:00  全6話一挙放送
英国人作家ジュリー・ヴァスマーの人気推理小説のドラマ化、新シーズンが登場!
シーフードレストラン“ウィスタブル・パール”を経営し、副業として私立探偵もする、元警官のシングル・マザーのパールが事件解決に挑む!

●警察実習生ブランカのデコダージュ捜査(シーズン2)
字幕版:3/16(土)夕方4:00  全12話一挙放送
テレビ界で権威ある賞のひとつ“C21国際ドラマアワード”で、世界で最も革新的なシリーズとして受賞した、世界が注目する話題のミステリー。イタリアでは2023年秋に放送された最新のシーズン2!警察の特別補佐員となったブランカが、優れた聴覚で音声情報を分析する技術“デコダージュ”を武器に事件を解決!

●私は刑事ロボスコ 南イタリアの事件簿(シーズン2)
字幕版:3/23(土)夕方4:00  全6話一挙放送
2023年にイタリアで放送され大ヒットしたシーズン2!本国では、すでにシーズン3が決定した人気シリーズ。南イタリア・バーリを舞台に、セクシー&ゴージャスな美人で、強く優秀な刑事ロリータ・ロボスコが、副署長として男性ばかりの組織を束ね、事件を解決していく!

ミステリーチャンネル 3月のおすすめ番組
各番組の詳細はこちら

アクションチャンネルとザ・シネマの放送情報は、各チャンネルホームページにてご確認ください。

アクションチャンネル公式HP
 ※アクションチャンネルのサイトに遷移します。

ザ・シネマ公式HP
 ※ザ・シネマのサイトに遷移します。

ミステリーチャンネルでの放送番組に関するお問い合わせは、ミステリーチャンネル カスタマーセンターまで。

ミステリーチャンネルについて

世界各国の上質なドラマをお届けする日本唯一のミステリー専門チャンネル。「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「シャーロック・ホームズの冒険」「ヴェラ~信念の女警部~」「SHERLOCK シャーロック」など英国の本格ミステリーをはじめ、「アストリッドとラファエル文書係の事件録」などのヨーロッパの話題作や「刑事コロンボ」といった名作、人気小説が原作の日本のミステリーまで、選りすぐりのドラマが集結!ここでしか見られない独占放送の最新作も続々オンエア!

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タナカシノブ
紹介文:2015年9月よりフリーライターとして活動中。映画、ライブ、歌舞伎、落語、美術館にふらりと行くのが好き。