2024/01/05

『シャーロック・ホームズの冒険』好きなエピソード人気投票BEST20 【グラナダ版ホームズ放送開始40周年】

グラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』について

1984年から1994年にかけて、イギリスのTV局であるGranada Televisionによって製作されたTVシリーズです。英国ドラマ界隈でよく聞く「グラナダ版ホームズ」といわれたらこのシリーズのことを指しています。シャーロック・ホームズを演じたのは、ジェレミー・ブレット。舞台俳優としての活躍はもちろん、映画『戦争と平和』(1956)や『マイ・フェア・レディ』(1964)などに出演し、本シリーズでのシャーロック・ホームズ役の演技もまた非常に高く評価されました。その後も世界中で幾度となく映像化がされてきたシャーロック・ホームズですが、今もなお彼を「最高のホームズ」と称賛するファンも多いですね。今回は、そんなグラナダ版『シャーロック・ホームズの冒険』の中でも特に人気の高かったエピソードを上位20作品までご紹介します。

※2023/11/16~12/3の間に行われた、ミステリーチャンネル主催のアンケートの集計結果をもとに作成。
※同じ票数を獲得した作品は同率順位で表記しております。

第1位: 第12話「赤髪連盟」

燃えるような赤毛を持つ質屋のウィルソンは、由緒正しき赤毛の人物のみに資格が与えられるという秘密の「赤髪連盟」の存在を知る。晴れて入会できた彼を待っていたのは、百科事典を移し書きするだけで週に4ポンドももらえるという破格の仕事だった。意気揚々と仕事(?)に励む彼だったが、ある日突然連盟は解散。ウィルソンは狐につままれたような気分で、ホームズとワトソンに調査の依頼を持ちかけるのだが……。

堂々の1位に選ばれたのは、「赤髪連盟」でした!原作も人気がありますが、映像化された本作はほかのエピソードと比べても明るく、笑えるシーンも多いので好きな方が多いのも納得です。ちなみに、ウィルソン氏の質屋で働く徒弟のジョン・クレイを演じているのは、ティム・マッキナリー。1983年から1989年にかけて全4シリーズがイギリスで製作されたシチュエーション・コメディ『ブラックアダー』に、ローワン・アトキンソン、ヒュー・ローリーらと共にレギュラー出演していました。2022年公開の映画『ストロンボリに抱かれて』や、2023年のエミー賞にもノミネートされた新作ドラマ『Mrs. Davis(原題)』など現在も多くの作品で活躍しています。

【アンケートのコメント】

―ホームズの宿敵モリアーティついに登場っ!となるシリーズの中でも重要なエピソード。だからと言ってシリアス過ぎず、コミカルな部分もあり、度肝を抜くトリック、観察方法とおススメ盛りだくさん!依頼人の前でホームズとワトソンが笑いを堪え切れず大笑いするシーンが大好きです!(女性・40代)
―小学生の頃にこの話を読み、それ以来ホームズ作品を好きになりました。
大人になり、深い洞察力がつくと今まで見えなかった奥行きを知る事が出来て、益々作品の素晴らしさを感じるようになりました。繰り返し放送を見ていますが、いつまでも飽きることなく楽しめる素晴らしい作品です。(男性・50代)
―いろいろな漫画などでパロディにされたりするくらいに突飛な発想だが実際にあった話としてもありそうなくらいにシリアスではない、ユニークな内容だった。(男性・40代)

第2位: 第26話「バスカビル家の犬」

ダートムアの旧家、バスカビル家の当主サー・チャールズ・バスカビルが不審な死を遂げる。この一族は代々悪魔の犬に祟られていると言い伝えられていた。バスカビル家の唯一の相続人であるサー・ヘンリーの護衛を依頼されたホームズは、ロンドンを離れることができない自分に代わってワトソンをダートムアに送り出す。底なし沼が潜む荒涼とした大地で、ワトソンは一人調査を進めるのだった……。

小学生の頃に初めて本で読んだ時には、「これを映像で観られることなんてあるのだろうか」と思いを馳せたものでしたが、素晴らしい映像作品がこの世界にはちゃんとありましたね。ホラーなのかと思いきや、ちゃんと現象を論理的に説明できるし、犯人にはちゃんと罰が与えられるという終わり方まで綺麗な作品です。ワトソンがメインで捜査が進んでいくという展開も新鮮でした。本作で底抜けに性格の良い好青年サー・ヘンリーを演じたクリストファー・タボリですが、2000年以降は主にゲームやアニメーションで声の出演をしているようです。彼は監督としてのキャリアも長く、90年代からアメリカのテレビシリーズで監督を務めており、『パティシエ探偵ハンナ』や、『ガレージセール・ミステリー』のエピソードも担当していますよ。

【アンケートのコメント】

―ホームズ長編で一番好きな作品。映像としても原作の持つ怪奇、恐怖感をよく表している。(男性・40代)
―隠れ家でワトソンにシチューを味見させようと懸命になるホームズがお茶目で印象に残るエピソードです。物語の後半、乱暴された女性を解放したあと一言、「獣め」と静かな怒りを込めて発するところもかっこよくてしびれます。(男性・40代)
―ゴシックホラーの雰囲気漂ううえ、犬を使った殺人事件という凶器が間接的なポイントがとても好き。ホームズとワトソンが人間相手ではない動物という凶器に立ち向かう点もよく、見ていてゾクゾクする感じが好きである。(女性・30代)

第3位: 第6話「まだらの紐」

結婚を間近に控え、加えて母親の莫大な遺産を相続する予定だと言う若い婦人が、蒼ざめた様子でベイカー街へとやってきた。数年前、同じように結婚を控えていた姉が不可解な死を遂げ、自分もまた同じ目に遭うのではないかと怯えていたのだった。彼女の眠りを妨げる夜中の不気味な口笛、そして姉が最後に言い残した「まだらの紐」という言葉の意味とは……?

シャーロック・ホームズの作品の中でもとりわけ有名なエピソードの一つですね。最後に明らかになるタイトルの言葉の意味の衝撃も大きく、一度読んだら 忘れることのできない作品です。ただ逆に、最後のインパクトが大きすぎて、「まだらの紐」がなんなのかは知っているけどそれ以外の話は何も覚えていない、という人とも出会ったことがありますが(笑)。映像作品も何度でも観たい作品ですね。本作でグリムズビー・ロイロット博士を演じたジェレミー・ケンプは、1976年公開の映画『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』でもホームズと対峙する悪役ラインスドルフ男爵を演じています。こちらはいわゆる「パスティーシュ作品」ですね。コカイン中毒になったホームズ(!)をかの有名なジークムント・フロイトに診せるために、ワトソンがなんとかウィーンへ連れて行く……というお話です。

【アンケートのコメント】

―ヘビの生態としてはあり得ない展開のようですが小学生の頃、初めて読んだホームズ物の1つのこの作品が大好きです。依頼人の個人情報を次々と言い当て、鉄の火掻き棒を元に戻すホームズ。息を潜めその時を待つスリリングさ。挿絵そのもののホームズ&ワトソンの活躍は本当に見事でした。(女性・50代)
―「まだらの紐」というタイトルから始まって、その後の話の展開や多彩な登場人物などにより、読者を一気に物語に引き込む魅力的な作品である。(男性・70代) 
―まだらの紐とは何かという謎解きが、事件の解決につながるというミステリーの王道をいく先品。(男性・60代)

第4位: 第1話「ボヘミアの醜聞」

ベイカー街に珍客が来訪する。正式な婚約発表を間近に控えるボヘミアの国王がホームズに依頼したのは、十年前に深い関係にあった“ある女性”から写真を取り返してほしい、という内容だった。写真のありかを探るためにその女性に近づくホームズだったが、捜査は思いがけない展開に……。

言わずと知れた、ホームズの生涯で唯一の忘れられない女性となったアイリーン・アドラー登場作品です。グラナダ版ドラマの記念すべき第1話でもありますね。『かわいい女』(1969)や『ヘルハウス』(1973)、『ターゲット』(1985)などで知られるゲイル・ハニカットが演じるアイリーン・アドラーがあまりにも美しく、自分の頭の中で作り上げていた“あの女性”のイメージにピッタリだったので非常に衝撃を受けたことを覚えています。

【アンケートのコメント】

―アイリーン・アドラー(エレーナ)をホームズが後からも「あの女性」と呼んでいる事件。小さい頃に小説を読んでからドラマも何度も見ています。弁護士さんとアイリーンが結婚する教会でホームズが思わず証人になってしまうという意外さ。アイリーンの頭の回転の早さも魅力です。ホームズが一番好きだからこそ、印象に残る作品です。(女性・40代)
―ホームズにかの女と呼ばせた知性と気品を持った美しいひと。気高い美しさに同性の私も魅了されました。(女性・60代)
―記念すべき最初のエピソード。ジェレミー・ブレットの"ホームズご本人感"が半端ない。小説の中だからこそ成立しそうなホームズの変装の場面、クオリティの高さにびっくり。見事な映像化に感動したのが懐かしい。(男性・20代)

第5位: 第2話「踊る人形」

旧家の大富豪キュービット氏が、まるで子供の落書きのような絵が描かれた紙を持って相談にやってきた。屋敷の壁に現れたというこの落書きを見て、愛する妻がひどく怯えるのだと言ったキュービット氏は、決して過去のことは尋ねない、という結婚の際に交わした約束を律儀に守っているために、この謎を解明するべくホームズの力を借りたいと依頼したのだった。絵の解明を急ぐホームズだったが……。

踊る人形の暗号を解読する楽しさもさることながら、まるで落書きのような可愛らしい暗号の裏に隠された悲惨な事件と暗い過去に驚かされるエピソードでもあります。解説を聞いたワトソンが「なんて簡単なことだったんだ!」と言ったのに対して、「全くその通りだな。説明されれば、すべては極めてシンプルなのさ」とややむくれた感じで返すホームズが印象的です。

【アンケートのコメント】

―小学生の頃に子供向け翻訳を読んで衝撃を受けたエピソードでした。踊る人形の文字とミステリーがうまく融合している世界観が大好きでした。(女性・40代)
―内容は陰惨ではあるが、原作に忠実であり、暗号解読の過程、美しい田園風景、最後は原作通り、少しの希望を持たせて終わってるところも良い。(男性・50代)
―踊っている人形とその裏に隠された秘密のコントラストがとても面白い。描かれた人形の形を自分なりに推理してみるのも楽しい。(男性・70代)

第6位: 第14話「空き家の怪事件」

ホームズがライヘンバッハの滝に消えてから3年後。密室で殺されたとある貴族の検視報告の証言を終えて診療所に戻ったワトソンを待っていたのは、なんと死んだはずのホームズだった……⁉

ライヘンバッハで永遠に失われてしまったと思われた名探偵シャーロック・ホームズが華々しくベイカー街へと帰ってくる名エピソードですね。ワトソンが彼曰く「生涯で最初かつ最後の」気絶をするほど驚いてしまうのも当然。さらに、ホームズの命を狙うモリアーティの刺客を妨害するために、なんとハドソン夫人が協力していたという展開もあいまって、“ああ、ベイカー街が戻って来たな”と感じさせる回です。二代目ワトソンを演じたエドワード・ハードウィック初登場作品でもあります。

【アンケートのコメント】

―ベイカー街に帰ってくるシーンが感動的。ハドソンさん同様、世界中の全シャーロッキアンが涙したはずです。(女性・40代)
―最後にハドソン夫人が人形の角度を変えていたという種明かしが印象に残っている。ホームズのことを呆れていると思いきや、ホームズのことを思っているハドソン夫人がかわいいし、かっこいいです。(男性・50代)
―何と言っても、ホームズが変装を解いてワトソンの前に現れるシーンが印象的です。マジックのような早替わりで、何度見ても同一人物とは思えません。色んな意味でワトソンが失神してしまうのも仕方ない。笑(女性・30代)

第7位: 第7話「青い紅玉」

伯爵夫人が持つ唯一無二の輝きを放つ青いルビーが盗まれ、容疑者として逮捕された前科持ちの配管工は一貫して無実を主張していた。時を同じくして、ホームズとワトソンのところへ顔馴染みの巡査がガチョウと帽子を持ち込んでくる。丸々と太った立派なガチョウは巡査にプレゼントし、帽子の持ち主の推理を楽しむ二人だったが、慌てた様子で巡査が戻ってきて……。

クリスマスのロンドンの慌ただしさが生き生きと描かれたエピソードですね。日本だとあまりガチョウを食べる習慣がないので、七面鳥でも鶏でもなくガチョウなのかと子供ながらに驚いたことを覚えています。シーンの端々に、登場人物の優しさがちらりと輝くクリスマスらしい物語です。

【アンケートのコメント】

―ハートウォーミングなクリスマスストーリー。ガチョウから宝石という奇想天外な導入と、冬のロンドンを歩き回るホームズとワトソン、下町の様子なども季節感があふれて、私のこの時期の定番です。(女性・60代)
―全編を通してホームズ作品の魅力が詰まった話。帽子の推理やガチョウの生まれを巡る賭けなど楽しいシーンが盛りだくさん。ラストシーンではホームズの探偵としてのスタンスも見られる。また、主演のジェレミー・ブレットをはじめ、どの俳優の演技も味があって鮮明に思い出せる。音楽がクリスマス仕様になっているのも素敵。(男性・20代)
―高級ホテルや市場、酒場と各場面のクリスマスの雰囲気や楽しむ人々の情景が好き。登場人物たちのちょっとした優しさに触れられる珍しい回だと思う。(女性・40代)

第8位: 第17話「マスグレーブ家の儀式書」

ホームズの大学時代の同級生で、今や英国屈指の名門マスグレーブ家の当主となったレジナルドからの招待を受けて館を訪れたホームズとワトソン。しかし、二人が到着したその夜に執事が失踪。執事は数日前に、「儀式書」と呼ばれるマスグレーブ家の古文書を盗み見ているところをレジナルドに見咎められていた。この「儀式書」に秘密が隠されているとにらんだホームズだったが……。

ホームズにもちゃんとワトソン以外の友人がいたんだ!ということに驚いてしまいそうなエピソードです。彼の過去は割と謎に包まれていますが、大学に通い、学友もいたということですね。古い文書に隠された謎を解き明かすワクワク感は映像化されてより一層増したようにも思えます。本作でレジナルド役を務めたマイケル・カルバーは、ジョーン・ヒクソン版『ミス・マープル』の「動く指」にて、弁護士エドワード・シミントンを演じていますね(あの女の子のお父さんです)。

【アンケートのコメント】

―英国の歴史を見事に織り込んでいること、破滅的なラスト、謎解き最終局面(乗船)のブレットの演技等々、最高傑作です。(男性・50代)
―原作ではホームズの回想(ワトソンは事件に関与していない)形式だが、ドラマ版では二人が訪ねた先で事件が起きるという風に脚色されており、それが作品のポテンシャルを大幅に広げている。ワトソンが計算を間違えたり、気絶したメイドを支えたりと、新たに付け加えられた箇所も秀逸。(女性・40代)
―測量の相似が大事な役割を果たしているのがいいです。宝探しや英国の歴史や王様が絡んで楽しいです。(女性・60代)

第9位: 第13話「最後の事件」

フランスでモリアーティ教授の絵画盗難計画を見事に防いだホームズだったが、モリアーティ一味に命を狙われる身となってしまう。彼らが逮捕されるよう手筈を整えたホームズは、ワトソンと共にヨーロッパ大陸へ渡り身を隠すことにするが、教授の執拗な追手はすぐそこまで迫っていた……。

モリアーティ教授とシャーロック・ホームズの闘いはついに最終局面へ。見慣れたロンドンの街を離れ、雄大なヨーロッパの自然の中を旅するホームズとワトソンを見ることができる貴重なエピソードでもあります。デビッド・バーク演じるワトソンがこの回で見納めということもあいまって、やはりいつ見ても寂しい気持ちになってしまいます。

【アンケートのコメント】

―VSモリアーティの完結編で本来の最終回。推理ドラマとしては物足りない感もあるが肝心のホームズの生死が不明という最大のミステリーを残したまま終了する面白さ(男性・50代)
―アルプスの雄大な景色の中で進む破滅的なラストとのコントラスト。エリック・ポーター演じる死神的なモリアーティ教授。残されたワトソン(デビット・バーク)の悲痛。全てが原作を昇華した印象深いエピソードです。(男性・50代)
―何と言ってもホームズとモリアーティ教授の対決が凄く迫力があるし、ドキドキする。また、最後の対決に挑む前に、ホームズがワトソンに宛てた手紙が、二人の友情の深さを表していて胸が熱くなる。ホームズと教授が滝に沈む場面は、何度観ても切なくなる。(女性・50代)

第10位: 第20話「六つのナポレオン」

ナポレオンの胸像が夜の侵入者によって破壊されるという事件が相次ぎ、3番目の事件の時には、ついに胸像の所有者の殺害にまで発展した。レストレード警部から依頼を受けて捜査に乗り出したホームズは、特注された胸像そのものに注目する。世界に6つしか存在しないナポレオンの胸像に隠された秘密とは?

ドラマ冒頭のイタリア系家族の悲劇的な物語から、胸像を巡る一連の事件へとつながっていくストーリーが見事なエピソードです。なんでそんなに像にこだわるのかと首を傾げられていたホームズの着眼点が最後にはすべてを解決するのは秀逸の一言。本作で運命に翻弄される美しき女性ルクレツィアを演じたマリーナ・サーティスは、その後『新スタートレック』からはじまる一連のシリーズで、テレパシー能力を持つカウンセラーとしてエンタープライズ号に乗船するディアナ・トロイ役を演じていますね。

【アンケートのコメント】

―残った像から犯人を捕らえる手配・考察の妙が痛快。スコットランドヤードの全員が握手を求めるでしょうと言った警部の言葉にグッときた様子のホームズがいい。(男性・60代)
―ホームズ、ワトソン、レストレードが終始仲良さそうなところが微笑ましくて好きです。特に印象的なのは最後のレストレードがホームズを称賛する場面での、ホームズ役ジェレミー・ブレットさんの目の表情の変化です。目だけで演技できる凄みを初めて感じました。(女性・30代)
―ホームズとワトソンとレストレードが張り込みをしている時の会話が好きです。飴を持ってきたワトソンと貰おうとするレストレードと2人を注意するホームズが兄弟みたいで好きです。(女性・10代)

第10位: 第21話「四人の署名」

10年前から消息不明のモースタン大尉の娘、メアリ嬢がホームズのもとを訪ねる。6年前から毎年同じ日に真珠が一粒届けられるという奇妙な出来事が続いており、今度はついに直接会いたいという旨の手紙が届いたことを受けての相談だった。「不当な過ちを正すために」という文章を目にとめたホームズとワトソンはメアリ嬢に同行することにしたが……。

不可解なメッセージから始まった小さな出来事が、やがて殺人事件にまで発展し、ついには十数年前の異国の地で起きた欲望と裏切りの物語へとつながっていく、という壮大なエピソード。可愛らしい犬のトビーがホームズの捜査に大きく貢献したり、ホームズ(と彼からもらえるコイン)のためにロンドン中にちらばって手がかりを集める少年探偵団が登場したりと見どころも多いですね。コメントでも多くの方が触れていましたが、『主任警部モース』のジョン・ソウがゲスト出演しているところも注目です。

【アンケートのコメント】

―他のエピソードと異なり、トビーが登場してホームズとワトソンが探索したり、少年探偵団が登場したり、船による追跡劇が繰り広げられたりと、見どころが満載のエピソードだから。(男性・50代)
―事件の発端、捜査、犯人追跡、そして逮捕後の過去の経緯どの場面も非常に面白い。原作も夢中で読んでしまうがドラマもずっと惹き付けられる場面ばかり。(女性・50代)
―些細な事柄からホームズが事件の匂いを嗅ぎつけて、裏に潜む殺人事件を暴いて行く展開が面白い。また、ロケーションが大掛かりで、船で追跡したり犯行の元が異国の島であったり、飽きさせない。依頼人の女性が美しく、ワトソンが惚れるが、ホームズは後でそのことに気付くところ。この女性とワトソンは結婚するはずと思うとなお楽しい。(女性・60代)

第12位: 第4話「美しき自転車乗り」

ピアノ教師をしながら細々と生活していたバイオレットのもとへ、南アフリカで亡くなった叔父の知人だという二人の紳士がやってくる。そのうちの一人カラザースからの提案で、彼の娘の音楽教師を務めることになったバイオレットは、住み込みで働きながら週末は母の元に帰るという生活を始めた。しかし、ある日を境に、不審な男に後をつけられていることを知るのだった……。

馬車や鉄道のイメージが強い19世紀のイギリスを舞台にしたドラマの中でも、自転車が鍵となっているこのエピソードはどこか軽やかな雰囲気は漂いますね。天気の良い田園風景の中を自転車で走るシーンもなんだか可愛らしいです(もちろん可愛さの微塵もない出来事が起きてはいるのですが)。本作でカラザースを演じたジョン・キャッスルは、ジョーン・ヒクソン版『ミス・マープル』の「予告殺人」や「鏡は横にひび割れて」に出演。ロンドンから来たスマートなクラドック警部を演じています。そう、実はミス・マープルの甥ということを明かしてスラック警部の度肝を抜いたあの人です。

【アンケートのコメント】

―一見して事件なのかただの不審者なのかイタズラなのか微妙なラインの事件。それがホームズの手にかかれば、瞬く間に小さな違和感から事件として成立し、解決へと向かう何とも味な感じがとても好き。大きな事件ではないが、どこか不気味な雰囲気が漂うのが好きで、とても印象に残ってる。(女性・30代)
―依頼主の女性がとても賢く魅力的で、当時はそれほど多くなかったらしい自転車に乗る女性でもあったことがドラマに生き生きとした動きを与えています。ドラマの中に風が吹いているようです。ホームズが珍しく、ワトソンの観察眼にダメ出しをするシーンも楽しく、ちょっとショックを受けるワトソンがまた、オジサンなのに可愛い。当初はお金目的だったカラザース氏が、女性に惹かれていった気持ちも丁寧に表現されていました。(女性・60代)

第13位: 第33話「犯人は二人」

名門一家のクロフト夫人は、大切な孫息子二人を恐喝によって破滅させられた悲しい過去を持ち、これ以上同じ犠牲者を出したくないという思いから、ホームズとワトソンに捜査を依頼した。ゆすり屋の正体も、その卑劣な手口も明らかにしたホームズだったが、ゆすり屋はすでに新たなターゲットに狙いを定めていた……。

モリアーティ教授と比較すれば、本作に登場するゆすり屋チャールズ・ミルバートンの悪事なんてささやかなものです。彼は人の命を危険にさらしているわけでも、屋敷の金品を強奪しているわけでもありません。……直接的には。しかし、このエピソードはほかのどの作品よりも、人間の悪意というものを克明に描いている気がします。貴族に雇われる使用人の心の隙間を突き、体面を保つために貴族が払えるギリギリの線を攻めるミルバートンの手腕たるや、モリアーティ教授も舌を巻くレベルです。まあ、自ら教授を名乗るほど犯罪に美学を持っていた彼が、この所業を個人的にどう感じるかは分かりませんが。

【アンケートのコメント】

―人間の心の奥底に渦巻く悪を表現しているところに惹かれました。(女性・50代)
―勧善懲悪であるために法を犯すことも辞さない紳士な二人が好きです(女性・50代)
―原作の中で、最もハラハラしたから。犯人の居る部屋でホームズとワトソンがカーテンの後ろに隠れるところが、一番ハラハラです。(女性・60代)

第14位: 第5話「曲がった男」

マローズ連隊の連隊長マークレー大佐が自宅で変死体として発見され、そばで気を失っていた妻ナンシーに疑いの目が向けられる。スキャンダルになることを恐れた副司令官マーフィ少佐はホームズに捜査を依頼。大佐の死の直前、いつものようにボランティアへと赴いた夫人は蒼ざめた顔つきで帰宅し、まるで人が変わったかのような気質で夫と激しく言い争っていたという。ホームズは早速調査を始めるのだった。

一見疑わしく思える夫人の行動を調査するうちに、意外な方向へと物語が進んでいき、“曲がった男”の正体が分かったときにはすべてがカチッとはまるストーリーには脱帽です。物語の鍵を握る“曲がった男”を演じたノーマン・ジョーンズは、『主任警部モース』第1話にも登場!モースと昇進を争っていたライバルのベル警部を演じています。ルイスはもともとベル警部の部下でしたが、モースよりも「社内営業が上手かった」ベル警部が警視へと昇進したため、モースの部下になるんですね。

【アンケートのコメント】

―怖かったです。しかし物語や、レディーの行動には美しいものがあったので、このエピソードが好きです。(女性・50代)
―数ある復讐ものの中で、印象に残る話(男性・50代)

第15位: 第16話「第二の血痕」

英国首相とヨーロッパ担当大臣が極秘にベイカー街を訪問。とある外国の君主から届いた手紙が紛失してしまい、内容が公表されれば国家を揺るがす一大事になりかねない。国のトップから直々に調査を依頼されたホームズは、極秘文書の闇取引に関わる男たちを調べることにしたが……。

ベイカー街にはVIPが続々とやってきますね。そしてそんな国の重要人物からの緊急の依頼も、一度はすげなく断るのがいかにもホームズらしいです。「戦争が起きますよ!」「なら戦争の準備をなさい」とだけ返すホームズですが、そのすぐあとにやってきた大臣の妻との会話によって、事件を捜査することを決めます。ちなみにそんなホープ夫人を演じたパトリシア・ホッジは、『アントワーヌとマリーヌ~プロヴァンスの事件簿』で、マリーヌの母親フローレンス役として出演していますよ。

【アンケートのコメント】

―ジェレミー・ブレットの表情だけの演技に加えて、ロンドン市内のロケーションが多く、生き生きとシャーロックが闊歩する、お気に入りの1話です。(女性・60代)
―夫婦愛の深さに泣かされ、また珍しくも女性への気遣いを示し依頼を上手く叶えた喜びを万歳ジャンプで体現するシャーロック・ホームズの特殊エンディングが最高に愛らしくて好きなエピソードです。賢妻の真摯な想いに心動かされたのは、アイリーン・アドラーの影響かと思わせる演出も素敵でした。(女性・40代)
―事件が解決した後、飛び上がって成功を喜ぶホームズが素敵。床を這うホームズやキャラの濃いレストレード警部など見どころが盛りだくさんで満足できるエピソード。英独関係の緊張が関わってきたり、当時の歴史が垣間見えるところも興味深い。(男性・20代)

第16位: 第23話「銀星号事件」

ウェセックス・カップの本命馬である銀星号が行方不明になり、調教師が殺害されるという事件が発生。馬主から捜査を依頼されたホームズは、ワトソンを連れて厩舎のあるダートムアに赴いた。人里離れた荒野にぽつんと立つ厩舎では、事件の数日前から不審な男が目撃されていた。ホームズは、人々の証言を集め、殺された調教師の遺品に残された手がかりから銀星号の行方を探っていく。

馬みたいな大きな生き物が忽然と姿を消すなんてあり得るだろうか?という非常にインパクトの大きい作品だと思います。巨額のお金が動く大きなレースの本命馬ともなれば、十分に犯罪の動機になるのだ、ということを教えられたエピソードでもあります。コメントにもたくさんありましたが、私も馬が好きなので必然的にこの作品が好きになりました。イギリスの競馬場の雰囲気を視覚的に楽しめるエピソードでもあり、正装で競馬場に出かけるホームズとワトソンの楽しそうなシーンは何度でも観たくなります。

【アンケートのコメント】

―結末が切ない作品もありますが、この作品は爽快です。ホームズが汚れも気にせず地面に這いつくばる場面は真骨頂ですし、依頼をしておきながら横柄な態度の馬主にちょっとした悪戯を仕掛け、それに馬主が反応したときのどうだと言わんばかりのジェレミー・ブレットの自慢げな表情が何度もみたくなります。馬などイギリスの貴族の暮らしの文化も垣間見えて好きです。(女性・50代)
―なぜか、たぶん馬が好きだからかもしれませんが1番何回も観ているエピソードです。しかもホームズとワトソンのタキシード姿が超素敵っ!一見、ギャンブルに興味なさそうなのに、ボロ儲けして喜ぶホームズも最高です。目上の人へのさりげない仕返し方法、カレーに阿片の組み合わせ、テーブルマナーなど色々学ばせてくれたエピソードです。(女性・40代)

第16位: 第37話「瀕死の探偵」

銀行家ビクター・サベッジの妻アデレイドがホームズに助けを求めにやってきた。ビクターのいとこで病理学者のスミスが夫になにかをそそのかしており、アデレイドは彼の身を案じていた。ホームズとワトソンは招待に応じて屋敷に赴くが、その夜になんとビクターが熱病で急死してしまう。先代の遺言に従って全財産を相続したスミスによって、アデレイドと子供たちは屋敷から追い出され、さらにはなんとホームズまでもが熱病にかかってしまい……。

このエピソードのホームズはまさに「死の淵をさ迷っている」という表現がふさわしい衰弱ぶりで、演技(の演技)だと分かっていても、いつも不安な気持ちで見守ってしまいますね。このお話でのホームズにとっての最大の難関は敵を罠にかけることよりも、良き友人であり名医でもあるワトソンの目をどう誤魔化すか、という点にかかっているということが何よりも二人の間にある信頼関係を表しているので、筆者もお気に入りの作品です。最後のホームズのシーンまで含め、いつでも見返したいエピソードです。

【アンケートのコメント】

―いつ死んでもおかしくないと思われたホームズが、それまでとは一変し、獲物を捉えた鋭い目つきに変わるところはゾクっとします。それまでとは打って変わって、最後のシーンではちょっとお茶目なところも好きです。(女性・30代)
―ホームズが絶食してまで本気で瀕死の重病のふりをし、ワトソンまで騙して真実を暴いたらストーリーの傑出さと、ジェレミー・ブレットの名演は比類ないものだった。(男性・60代)
―最後にお嬢さんから解決の御礼を言われて、手袋を取り握手、少しだけ口角を上げる対応、ホームズの優しさが滲み出る表現が好きです。(女性・40代)

第18位: 第3話「海軍条約事件」

ワトソンの旧友で外務省の書記官を務めるパーシイ・フェルプスがワトソンに助けを求めてきた。叔父である外務大臣の命令で手元に預かっていた機密文書を何者かに盗まれてしまったのだという。旧友の窮地を救いたいワトソンはホームズと共に消えた文書の行方を追うのだった。

ワトソンがホームズに捜査を依頼する、という珍しいケースですね。ワトソンにとっては幼少期に“おたまじゃくし”と呼んでからかう程度の友人でしたが、文書が盗まれたことでひどく打ちのめされ、数週間にわたって脳炎に苦しんでいたと聞かされたワトソンは彼のためにホームズを引き合わせたのでした。19世紀当時のイギリスを取り巻く、外国との緊張状態がよく描かれたエピソードでもあります。パーシイの婚約者であるハリソン嬢を演じたアリソン・スキルベックは、『ミス・マープル ジョーン・ヒクソン版』の「復讐の女神」にも出演していますね。バスツアーに参加する謎めいた女性2人組の一人、ミス・バローを演じています。

【アンケートのコメント】

―ホームズが犯人と対峙する場面を露骨に表現するのではなくスローで影を写すような演出がとてもよく合っていました。今観るとかえって新しい感じがします。それから田舎の風景、明るい自然の美しさはこのエピソードが一番だと思います。(女性・50代)
―作品の背景を歴史で学ぶと、初めて読んだ時にわからなかったものが見えるようになり、本当に楽しめる作品です。(男性・50代)

第19位: 第9話「ギリシャ語通訳」

ホームズはワトソンを連れて、兄マイクロフトのいるディオゲネスクラブの扉を叩いた。そこでマイクロフトは、ギリシャ語の通訳をしているメラスを弟に紹介する。メラスはある日、見知らぬ人物に行き先を告げられないままどこかへと連れていかれ、そこにいたギリシャ人の男の通訳をするよう命じられる。他言すれば命はないと脅迫されたメラスは、どうやら監禁されているらしいその男の命を救うために、マイクロフトに相談を持ち掛けたのだった。ホームズはワトソンと、そして兄のマイクロフトと共に調査をすることに。

謎に包まれたホームズの家族がさらりと登場する記念すべき回です。ホームズとて人の親から生まれているわけで、そりゃ当然家族もいるわけですが、それでもワトソンと一緒に驚いた方も多いのではないでしょうか。マイクロフトを演じたチャールズ・グレイは、ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドを演じた『007は二度死ぬ』(1967)や『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)にも出演しているほか、先にもご紹介したホームズ作品のパスティーシュである『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(1976)でもマイクロフト役として出演しています。本作では、ホームズ顔負けの頭脳の持ち主であり、イギリスの超重要人物のような風貌を漂わせていながら、夜の電車に揺られて眠くなってしまい、弟から「寝かせておこう。年寄りは足手まといだから(ヒドい)」的なことをさらっと言われてしまうチャーミングなマイクロフトを演じていますね。

【アンケートのコメント】

―シャーロック・ホームズの兄であるマイクロフト・ホームズが原作にはない美味しい役どころを最後に持っていく初登場回として、一番のお気に入りです。悪役の鬼畜さを増す演出に加え、被害者の妹の心の冷酷さにも踏み込みシャーロックが機関車の煙の中に消えていくエンディングがとても印象的でした。(女性・40代)
―冒頭のディオゲネスクラブでのシーンで、マイクロフトはシャーロックのお兄さんなんだなと納得できる演出が大好きです。ホームズ兄弟とワトソンの掛け合いが見ていて楽しいです。(女性・50代)

第20位: 第40話「マザランの宝石」

貴重なマザランの宝石が美術館から盗まれ、不在の弟に代わりマイクロフトが調査することに。犯人の検討はついているものの確証を持てないマイクロフトが調査を続ける一方、ワトソンは自身の恩師ガリデブの妹たちからとある相談を持ち掛けられていた……。

「マザランの宝石」と「三人のガリデブ事件」という二つの作品を一つにしたエピソードですね。ハイランド地方に出かけていて不在のホームズに代わり、マイクロフトとワトソンがそれぞれ事件の調査を頑張ります。インドア派で通しているマイクロフトですが、犯人を追いかけるというよりも、自分の仕掛けた罠に飛び込んでくるのを待つ、という感じの彼のやり方は弟のシャーロックとはまた違うカッコよさがありますね。

【アンケートのコメント】

―お兄さんのマイクロフトの大活躍が素晴らしい。本当に普段出かけるのが嫌いなのか疑いたくなるような、弟以上の名探偵ぶりで伯爵を追い詰める様は何度見ても面白い。キラーンという印象的な音楽やガリデブ兄妹のキャラもよい。そして最後のホームズのセリフが、ジェレミーからの別れの挨拶のようで、見るたびにしんみりする。我が兄よ、ブラボー!(男性・30代)
―作品全体がウィットに富んでいて、ジェレミー・ブレットの素晴らしさや魅力が最も良く引き出されていたと思う。(女性・60代)

最後に

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
“グラナダ版ホームズ”としても親しまれている本作。放送開始から40年が経った今もなお、色褪せない魅力を放っていますね。アンケートには、リアルタイムで観ていた方も、最近観始めたという方もいらっしゃいました。いつ、どんなタイミングで観始めても、新たな発見と共に深く引き込まれる映像作品だと思います。かくいう私も、いつでも、隙あらば誰かにおすすめしたい作品です。あなたのお気に入りのエピソードはランクインしていたでしょうか?これから観始めるという方も、もう人生のバイブルと化している方も、ぜひぜひジェレミー・ブレットが最高のホームズを演じた『シャーロック・ホームズの冒険』の世界に飛び込んでください!

© ITV PLC

【調査概要】
調査対象 10代~80代の男女 823名
調査期間 2023/11/16~12/3
調査機関 ミステリーチャンネル
調査方法 インターネット
有効回答数 823件


【放送情報】
<現在放送中> 
シャーロック・ホームズの冒険
二カ国語版:毎週金曜 よる8時 
  
<特別企画>
放送開始40周年
ファンが選ぶ「シャーロック・ホームズの冒険」ベストエピソード
二カ国語版:3月20日(水・祝)朝6時~

好きなエピソードランキング上位20エピソードを一挙放送する特別企画! 

「シャーロック・ホームズの冒険」番組公式サイト(リンク)

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世界各国の上質なドラマをお届けする日本唯一のミステリー専門チャンネル。「名探偵ポワロ」「ミス・マープル」「シャーロック・ホームズの冒険」「ヴェラ~信念の女警部~」「SHERLOCK シャーロック」など英国の本格ミステリーをはじめ、「アストリッドとラファエル文書係の事件録」などのヨーロッパの話題作や「刑事コロンボ」といった名作、人気小説が原作の日本のミステリーまで、選りすぐりのドラマが集結!ここでしか見られない独占放送の最新作も続々オンエア!

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うりまる
2017年ごろから海外ドラマ・映画について執筆中。ミステリー作品ならなんでも好きですが、特にまったりとした(COZYな)ミステリーが好きです。