火曜日の女シリーズ 蒼いけものたち

火曜日の女シリーズ 蒼いけものたち

イントロダクションINTRODUCTION

“金田一のいない犬神家の一族”蒼いけものたち 初HD化!
大島渚とタッグを組み数々の脚本を手掛けてきた佐々木守によって、現代的な社会派サスペンスに脚色された異色の横溝作品!

石坂版金田一デビュー直前の70年代前半、人々の記憶から金田一が不在になった時代があることをご存じだろうか?そんな時に登場したのが本作だ。 火曜サスペンス劇場の前身である“火曜日の女”シリーズとして放送された本作は、「犬神家の一族」が原作であるが、金田一が登場せず、「犬神家の一族」のヒロイン“珠世”にあたる美矢子が主人公に設定されており、また、舞台も現代に置き換えられた。
当時は松本清張の社会派が主流だった時代。横溝作品の特長である、土俗的な雰囲気が払拭され、プロットは原作と同じながら、現代的なテーマが組み込まれた社会派サスペンスタッチに脚色されている。脚本を手掛けたのは、大島渚とのタッグで知られる佐々木守。なお、本作は当時大ヒットし、その後も続けて、“金田一が登場しない”横溝作品がドラマ化された。いわば、時代に合わせ誕生した“金田一不在”の横溝作品だったのである。
金田一は登場しないものの、酒井和歌子演じる、ヒロイン珠世にあたる主人公・美矢子と中山仁が演じる、古館弁護士と若林を合わせたようなキャラクター・館野が謎多き事件に立ち向かっていく。また、松子にあたるキャラクター・雪子を演じるのは昭和の大女優・沢村貞子であることも見逃せない。
金田一がいないことで、むき出しとなった横溝ミステリーのプロットのすばらしさを改めて感じられる作品となっているので、ぜひ実際に見てそれを感じていただきたい。

制作:1970年 日本/尺約50分×全6話 
原作:横溝正史  脚本:佐々木守
出演:酒井和歌子(水川美矢子)、中山仁(館野卓矢)、沢村貞子(富岡雪子)ほか

制作国:日本
スタッフ:原作:横溝正史  脚本:佐々木守
キーワード: #日本 #小説が原作
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