第2話「烏(カラス)を連れた差配人」 鉄瓶長屋から姿をくらました差配人の久兵衛の替わりとして、大家である湊屋から若い佐吉がやってきた。井筒平四郎がひいきにする煮売り屋のお徳は、なぜか佐吉を毛嫌いするが、その佐吉の仲裁で、父親の博打の借金の為に岡場所に売られそうになった孝行娘が、父親に愛想をつかして長屋から出奔、ことは一件落着する。しかし、その影で何やら得体の知れない動きがあるらしく…。