第3話「やってきた迷い子」 鉄瓶長屋に突然現れた迷子の長助は、満足に言葉がしゃべれない。井筒平四郎は、そんな長助の素性を探り、親元に帰してやろうとする。長助の素性を知る老人を捜し当てた佐吉が平四郎と共に話を聞くと、鉄瓶長屋に住む通い番頭の善治郎が、本当の父親だという。善治郎は奉公先の主人の「お手つき」女性と一緒になるため、それまで関係のあった長助の実の母を捨てたのだった…。