第8話「飛べ!官九郎」 鉄瓶長屋での一連の出来事を陰で操る湊屋総右衛門の女房・おふじが、いっとき信心に凝っていたことを探り出した井筒平四郎。盗みの咎で裁きを待つ「ふぶき」という巫女の話を聞きだすべく、牢屋敷に目を光らせている岡っ引きの仁平の目をかすめて、烏の官九郎を使っての連絡方法を思いついた。だが、ちょうどその頃、太助殺しの正次郎が死体となって発見されたのだった…。