第1話 1959年2月、ソ連スベルドロフスク州の雪山で行方不明になっていた大学生らの登山隊4名の遺体が発見される。残る5名の捜索が懸命に続けられる中、モスクワからKGB少佐のコスチンが派遣され捜査に加わることに。しかし表向きの責任者は州検察局のテンパロフ検察官で、コスチンは書類や記録には“存在しない男”だった。そして秘密裏に任命された検視官のカーチャは1人の死因を低体温症と判断するが…。