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1960年代を舞台に、高潔なジェントリー警部の活躍を描く骨太のミステリーシリーズ!
1960年代のイギリスの社会背景を忠実に再現し、不屈の精神で事件に立ち向かうジョージ・ジェントリー警部を描く骨太のミステリーシリーズ。
警察と犯罪者の癒着や、警察内部の汚職、麻薬の蔓延により社会が揺らぎ始めた1960年代のイギリス。最愛の妻を失い、心に傷を抱えたジョージ・ジェントリー警部は自身の信念を曲げることなく、相棒バッカスとともに、事件に、そして腐敗した警察組織に挑む。
警察と犯罪者の癒着や、警察内部の汚職、麻薬の蔓延により社会が揺らぎ始めた1960年代のイギリス。最愛の妻を失い、心に傷を抱えたジョージ・ジェントリー警部は自身の信念を曲げることなく、相棒バッカスとともに、事件に、そして腐敗した警察組織に挑む。
丁寧な人物描写、クラシカルな雰囲気をリアルに再現した時代設定、そして荒廃した社会とイギリス北部の荒々しい海岸の景色という見事なコントラストは、観る者を惹きつける。男の悲哀を見事に表現したマーティン・ショウの熱演ぶりや考え方のまったく違う相棒バッカスとの間に徐々に築き上げられていく信頼関係にも注目。
抑えた演技で腐敗した社会や警察内部と闘う孤高の警部、ジェントリーを演じるのは、マーティン・ショウ。60年代を生き、本シリーズにおいてはコンサルタント的役割も果たす彼は、当時の世論なども根底におき、定評ある表現力でジェントリーの心の奥深い部分まで見事に演じきった。ジェントリーの相棒、バッカスを演じるのは、AXNミステリーではお馴染みのリー・イングルビー。幅広い役どころをこなす彼は、怒りっぽく、皮肉屋で、時にジェントリーに激しくつかみかかる勢いのバッカスを"動"の演技で表現し、ジェントリーとバッカスの人間性をより対照的に印象付けた。ジェントリーとバッカスの関係は、これまで浮き沈みが激しかったが、徐々にお互いの結びつきが深いものになり、父親と息子のような関係を築いてゆく。