第12話「光と影の不在証明」 金融会社の支店長・滝川の死体が発見された。花瓶で頭を割られたと断定されたが、足に巻き付いた電話のコードが謎を残した。花瓶の指紋と現場に落ちていた毛髪から、前科四犯の立花辰男と滝川の支店の事務員・木原涼子の二人が容疑者として浮かぶ。立花には完全なアリバイがあった。涼子は事件の起きた日、滝川を訪ねていた。