第17話「魚鱗の遺書」 東京湾で、郵便配達の杉田と、恋人のユリの心中遺体が発見された。検死の結果、杉田は真水で溺死、ユリの腕時計のはさまれていた魚の鱗は、新潟近海のものと判明、心中ではなく他殺と断定された。湯浅の捜査で、三か月前、浮気をした男の手紙を杉田に誤配され、噂を苦にした主婦が自殺、夫の島村が杉田を恨んでいたことがわかった。