第1話 1815年、ワーテルローの戦いの後、戦場で略奪をしていたテナルディエは偶然、ポンメルシー大佐を救う。大佐の息子マリウスは、不仲の義父ジルノルマンに育てられている。お針子のファンテーヌは、学業のためパリに滞在しているフィーリックスと出会い、恋仲になる。19年の刑期を終えたジャン・バルジャンは町に出るが、元受刑者ゆえに宿も取れない。そこで通りすがりの女性の勧めに従い、司教が暮らす家の扉をたたくことにした。