第8話 Death in the Morning 小説家のニコラス・マウントフォードが闘牛場で刺殺された。彼は闘牛の反対派で、彼のような動物愛護家らの影響もあり、マヨルカ島では闘牛が禁止となっていた。第一発見者のロベルタは、闘牛士の格好をした人物が現場から立ち去るのを目撃していた。マウントフォードの傷は肩甲骨から心臓にまで深く達しており、それはまさに闘牛士が試合のフィナーレで見せる闘牛の殺し方と同じだった。