第3話 1874年、東シベリアの雪原で男が遺体から所持品を盗み、傷ついた仲間を置き去りにした。それから約20年後のサンクトペテルブルク。貴族のニコライはみずから志願して入った警察署で雑務に追われていた。難事件を解明したいと願うが、行方不明のガチョウ捜しを命じられ、ふてくされる。同じ頃、夜の通りで弁護士が若い女性を助けるが、財布をすられてしまう。
