第10話 ある日、紀綱(き・こう)は余人傑(よ・じんけつ)を呼び出すと、傅玉堂(ふ・ぎょくどう)殺害事件の進捗を尋ねた。事件の詳細は周新(しゅう・しん)にしか分からないと答える人傑。すると紀綱は、何か分かったら自分に知らせること、そして今日話をしたことは他言無用だと約束させ、人傑に宝玉を手渡した。一方、思きは玉堂宛てに届いた匿名の直訴状の復元に成功。差出人を割り出すため役人たちの筆跡を調べることに…