第14話 梨花(り・か)が転落したと思われる橋の上で拾った包み紙を頼りに、薬舗を訪れた思きは、裕福そうな中年の婦人が、大量の天花粉を買ったという証言を得た。大量の天花粉は堕胎に使われるのが常。周新(しゅう・しん)と思きには思い当たる人物がいるものの、確かな証拠はなかった。ただ、どちらにせよ梨花のお腹の子と繋がりがあるなら唐瑛(とう・えい)が無関係なはずはない。そこで2人は唐家を訪れるのだが…。