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1805年ロシア。ナポレオン率いるフランス軍がオーストリアに侵攻。ロシア社会は不安に覆われていた。ベズーホフ伯爵の私生児ピエールは、社交界では変人扱い。親友アンドレイは栄光を求め、身重の妻を残して戦地に赴く。
1805年11月、アウステルリッツの戦いで、ロシア軍はフランス軍に大敗を喫する。戦いの最中、負傷したアンドレイ。彼の死が誤って報じられ、家族は悲嘆に暮れる。莫大な遺産を相続したピエールはワシーリイ伯爵の娘エレーヌと結婚するが、友人のドローホフと妻が密通していることを知り…。
ドローホフとの決闘に勝利したピエールだったが、悪びれる様子のない妻エレーヌに怒りを覚え、彼女と別れる。アンドレイは戦地から生還するも、妻のリーザは出産で命を落とす。ナターシャの兄ニコライはドーロホフに大きな借金を作ってしまい、ロストフ家はモスクワからオトラードノエに移る羽目に。
1809年春、アンドレイはボグチャーロヴォで世間から離れて暮らしていた。ピエールはアンドレイを訪ね、2人は人生について語り合う。父の用事でロストフ家を訪ねたアンドレイはナターシャと出会う。お互い好意を持った2人は、その年の冬、サンクトペテルブルクの舞踏会で再会する。
1811年1月、ロストフ家はモスクワへ移る。ナターシャはアンドレイと会うことを期待していたが、彼が外国からまだ戻らないことを知り落胆する。ボルコンスキイ公爵とマリアを訪ねるも冷たく対応され、さらに落ち込むナターシャだったが、ある夜訪れたオペラでピエールの義兄アナトールと出会い…。
1812年夏、ナポレオン率いるフランス軍が国境を越え、ロシアに侵攻する。アンドレイは年老いた父とわだかまりを残したまま出征。その後、ボルコンスキイ公爵は病に倒れる。戦線が国内に広がる中、ピエールは戦地に赴くことを決意。決戦前夜、ピエールはアンドレイと再会する。
1812年8月、ボロジノの戦いが始まる。ピエールは戦場で悲惨な光景を目の当たりにし、衝撃を受ける。砲弾で負傷したアンドレイは病院で瀕死のアナトールと再会する。やがてフランス軍がモスクワに侵攻、ピエールは放火犯と間違われ捕まってしまう。ナターシャはアンドレイと再会を果たすが…。
フランス軍の捕虜となったピエールは、同じく捕虜となった農民出身のプラトンと親しくなり、彼から人生について多くを学ぶ。冬が近づき、モスクワからの撤退を始めるフランス軍。ピエールたちも厳しい行軍を強いられ、プラトンはその最中命を落とす。一方、九死に一生を得たピエールは…。