“戦後最大のミステリー”といわれる占領期の闇「帝銀事件」。その謎に挑んだ国民的大作家・松本清張の知られざる闘いを、再現ドラマとドキュメンタリーの2部構成で描く。
「帝銀事件」が起きたのは、連合国軍の占領下にあった1948年。帝国銀行・椎名町支店に厚生省技官を名乗る男が現れ、「近くで集団赤痢が発生したので予防薬を飲んで欲しい」と銀行員らに液体を飲ませ12人を殺害。逮捕され、死刑判決を受けた画家・平沢貞通は、無実を訴え続け、獄中死した。実は捜査の当初、警察が追っていたのは「軍関係者」。GHQが警察や報道機関に影響力を持っていた当時、松本清張は丹念かつ緻密な取材で、事件の壮大な「闇」に分け入っていく。国民的作家・松本清張の知られざる闘いに迫る。
制作:2022年 日本/尺65~100分×全2話
脚本:安達奈緒子
出演:大沢たかお、要潤、井川遥、榎木孝明 ほか
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