2022年8月にITVで放送された、「ヴェラ~信念の女警部~」「バーナビー警部」の制作陣が手掛けた最新ミステリー。
レコードとウィスキーを愛する、“歌う”退任刑事リドリーが相談役として後輩をサポートしながら事件を解決していく。
事件が解決すると、ジャズ・バーで静かに歌うリドリーの魂の叫びのような歌声が心に染みる、悲しみを抱えた男の静かな情熱とロマンティシズムを感じる泣けるミステリー。
「ヴェラ~信念の女警部~」のポール・マシュー・トンプソンと「バーナビー警部」のジョナサン・フィッシャーが手掛けた、2022年8月にITVで放送されたばかりの最新ミステリー!
人気英国クライムドラマ「ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班」のエイドリアン・ダンバーが、妻と娘に先立たれ心を痛め早期退職した元刑事リドリー役を演じる。
レコードとウィスキー、そして家族を愛するアレックス・リドリーは、優秀な刑事として活躍していたが、妻と娘を亡くしたことから、刑事を早期退職し、静かに暮らしていた。
ある日、かつての部下であり、最近昇進したキャロルから、森で発生した射殺事件を解決するため協力を求められる。なぜなら、被害者はリドリーが担当した14年前の女児誘拐事件の容疑者だったのだ。
リドリーはこの14年前の事件の捜査に欠落があったのではないかと疑っていた。そして捜査が進むと、衝撃的な事実が明らかになる…。
複雑に入り組んだ事件の謎解きの面白さはもちろんであるが、リドリーとキャロルの父と娘のような絆で結ばれたバディものとしての面白さが魅力だ。そして、2話で1事件が解決していくスタイルであるが、事件が解決すると、リドリーがジャズバーで歌声を披露するシーンが登場する。リドリーの温かみのある歌声、そして、歌の内容が事件の結末とシンクロし、心に染みるエンディングとなっている点が見逃せない。
必ず偶数エピソードのラストで視聴者は涙を流さずにはいられないはずである。
制作:2021年 イギリス/尺:約60~65分×全8話/字幕版・原語:英語 原題:Ridley
原作:ポール・マシュー・トンプソン、ジョナサン・フィッシャー 脚本:ポール・マシュー・トンプソン、ジュリア・ギルバート 監督:ブリン・ヒギンズほか
出演:エイドリアン・ダンバー(アレックス・リドリー)、ブロナー・ウォー(キャロル・ファーマン)ほか
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