名探偵ポワロを四半世紀にわたって演じたデビッド・スーシェが、アガサ・クリスティーがかつて訪れた南アフリカから始まるイギリスの自治領を巡る旅に出る。
各国のクリスティーゆかりの地を巡りながら、彼女の文学のインスピレーションの源を解き明かしていく全5話の紀行ドキュメンタリー!
1922年、駆け出しの作家だったアガサ・クリスティーは夫のアーチーと共に大英帝国博覧会の使節としてイギリスの自治領を回る旅に出る。それから100年余りが経過した今、名探偵ポワロを四半世紀にわたって演じたサー・デビッド・スーシェが彼女の足跡をたどる。
旅の舞台はアフリカ南部、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そしてアガサが休暇を過ごしたハワイ。各国のアガサゆかりの地を巡りながら、当時の裏話や小説に登場する風景を探す。しかし道中、かつての自治領に残された帝国主義の名残や痛ましい歴史を知ることになる。そんな過去と現在が交差する旅を通して見えてきたのは、シャイで引っ込み思案だった大物作家の知られざる一面だ。自信と冒険心を備えた若き女性は使節の旅で何を見聞きして、それらをどう創作活動に生かしたのか。デビッドは持ち前のリサーチ能力をフルに活用して、自身のキャリアを変えたミステリーの女王の実像に迫る。
この旅は、デビッドとアガサ・クリスティーのファンにとって、あまり知られていないアガサの真の姿を発見する機会となる。典型的な旅行記とは一線を画すこの旅は、犯罪小説の女王の人生と執筆に影響を与えたインスピレーション、人間関係、そして実生活での出会いを紐解いていく。旅をしたデビッド・スーシェは、「アガサはいつも私の肩に座って、知識、旅、考古学、そしてもちろんミステリーへの情熱を分かち合うように促してくれるような気がします。」と語っている。
制作:2025年 イギリス/尺:約55分×全5話/
字幕版/原語:英語/原題:Travels with Agatha Christie & Sir David Suchet
監督:ジョー・シャープ
出演:サー・デビッド・スーシェ ほか
<特集>アガサ・クリスティー没後50年特別編成 デビューから晩年を辿る傑作12選
<特集>アガサ・クリスティー没後50年特別編成
デビューから晩年を辿る傑作12選
前夜 字幕版:1/11(日)夜9:30 一挙放送
命日 二カ国語版・字幕版:1/12(月・祝)朝6:00 一挙放送
1月12日は、ミステリーの女王アガサ・クリスティー没後50年。
そこで、命日前夜である1/11はクリスティーの人生と足跡を紹介した紀行ドキュメンタリー、そして、命日である1/12には、1920年にエルキュール・ポワロを創出する「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー後、20年代、30年代、40年代、50年代、60年代、70年代、それぞれの時代を彩った代表作を映像化したドラマを一挙放送!
■ 放送エピソード
1/11(日)命日前夜
デビッド・スーシェと巡るアガサ・クリスティーの旅
アラン・カーの冒険 アガサ・クリスティーの世界
1/12(月・祝)命日
― 20年代 ―
名探偵ポワロ スタイルズ荘の怪事件(ポワロ初登場作品)
名探偵ポワロ アクロイド殺人事件
― 30年代 ―
名探偵ポワロ オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー 殺人は容易だ
― 40年代 ―
アガサ・クリスティー ミス・マープル 書斎の死体
アガサ・クリスティー ゼロ時間へ
― 50年代 ―
アガサ・クリスティー ミス・マープル パディントン発4時50分
名探偵ポワロ 鳩のなかの猫
― 60年代 ―
アガサ・クリスティー ミス・マープル 鏡は横にひび割れて
名探偵ポワロ ハロウィーン・パーティー
― 70年代(出版) ―
名探偵ポワロ カーテン~ポワロ最後の事件~(1943年執筆 1975年出版)
アガサ・クリスティー ミス・マープル スリーピング・マーダー(1943年執筆 1976年出版)
© Soho Studios Entertainment/Two Rivers Media. Photographer: Catherine Abbott. © Soho Studios Entertainment/Two Rivers Media. Photographer: Benjamin Smith © Soho Studios Entertainment/Two Rivers Media. Photographer: Jack Coathupe
謎解きや犯人探しで物語の世界に浸る!おすすめのミステリー映画たち71選