オックスフォードミステリー ルイス警部

オックスフォードミステリー ルイス警部

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イントロダクションINTRODUCTION

オックスフォードの街にルイス警部が帰ってくる!
相棒ハサウェイと共に、複雑に入り組んだ難事件解明に挑む本格ミステリー!

本シリーズは「主任警部モース」のスピンオフ・シリーズとして制作された。
モースの死後、ルイスがオックスフォードの街に戻ってくる。

若くスポーツマンだったその顔にはシワが刻まれ、渋みの増したルイスは警部となっていた。ルイスを空港に迎えに来たのは、ケンブリッジ大卒のインテリ、ハサウェイ刑事。やがて、コンビを組むことになるルイスとハサウェイの関係は、かつてのモースとルイスの関係を彷彿させる。随所に「主任警部モース」をオマージュしたストーリー展開は、多くのモースファンを唸らせると共に、新たなファン層を拡大していった。
本シリーズの原作・原案は「主任警部モース」同様、CWA賞受賞作家のコリン・デクスター。
デクスター作品の醍醐味でもある複雑に入り組んだ難解な謎解きの面白さはもちろんのこと、モースの魂を受け継いだルイスが試行錯誤を繰り返しながら相棒ハサウェイと共に捜査に挑む過程は見る者を惹きつける。

ルイスを演じるのは、「主任警部モース」から引き続きケビン・ウェイトリー。モースの死後、仕事も私生活も大きく変化したルイス。緊迫した捜査の中で絞り出すように語られる言葉には、秘められた思いが込められ、悲哀のある静の演技で見事にルイスを表現した。
ルイスの相棒ハサウェイを演じるのはローレンス・フォックス。ケンブリッジ大の神学コースで学んだというインテリでありながら、警察幹部候補ではなく、同僚の女性刑事に昇格で遅れをとってしまう、という少し頼りない刑事だが、ルイスとコンビを組むことで、刑事としても人間としても成長していく姿を爽やかに演じている。
また、歴史あるオックスフォードの景色が効果的に使用され、映画のようなカメラワークを取り入れた映像は旅情気分を触発させられる。本シリーズにもコリン・デクスター自身がカメオ出演していて、彼の出演シーンを見つけるのも見どころのひとつ。
犯罪をめぐる関係者たちの複雑な人間関係に、英国ならではの爵位や、シェイクスピアの文学になぞらえた復讐といった特別な事情が絡み、一筋縄ではいかない難解なストーリー展開に翻弄される。ルイス警部と相棒ハサウェイの強い絆が築かれていくシリーズ前半のエピソードに対して、新しいシーズンでは、ルイスとハサウェイの上下関係が逆になったかと思えるようなセリフや態度が登場し、それぞれの個性が確立されたと同時に、2人の関係がより強固なものになったことを感じさせる。
また、イノセント警視正や監察医のホブソンも交えてチームとしての成長・団結力が描かれているのも大きな魅力。

キーワード: #イギリス #小説が原作
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